コエンザイムQ10のサプリは妊活にどう?

「コエンザイムQ10が妊活に効果的!」
という話を妊活中の人なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。
コエンザイムQ10で近年注目を集めており、多くのクリニックでも治療の一環としてサプリメントを取り入れるなど、不妊で悩む男女ともに効果があるとされています。

コエンザイムQ10とは?

そもそもコエンザイムQ10はお肉やお魚、ナッツ類などに含まれる脂溶性の物質で、私たちの体内でも作られる成分です。
コエンザイムQ10の働きは大きく2つあります。
一つ目はエネルギーの生産です。
一般的に炭水化物やたんぱく質をエネルギーに変え、私たちが活動・生命維持するためには絶対に欠かすことができません。
二つ目は抗酸化作用です。
コエンザイムQ10は私たちの細胞の中にあるミトコンドリアに存在しており、体のサビの原因となる活性酸素を除去する高い抗酸化作用があります。
そのため美容や健康にそして妊活にとてもオススメの栄養素です。

コエンザイムQ10が妊活中に効果的な理由

コエンザイムは妊活にオススメの栄養で、女性はもちろん男性にとっても良い効果があります。
男女それぞれにどんな効果があるか見ていきましょう。

女性への効果

卵巣機能の向上

なかなか妊娠しない女性は卵巣機能が低下していることがあります。
私たちの卵子は卵巣の中で作られ成熟した後排卵されますが、きちんと成熟した卵子を作りだすためには卵巣がしっかりと機能していることが大切です。
この卵巣の機能を高めてくれるのがミトコンドリアで、ミトコンドリアを活性化することが妊活には重要ですが、コエンザイムQ10がミトコンドリアの活性化に効果があることがわかっています。
実際にカナダの不妊治療クリニックと大学の研究チームによってマウスにコエンザイムQ10とミトコンドリアで働くと言われる栄養素を摂取させて、卵巣機能を調べる実験を行いました。
その結果、コエンザイムQ10を与えたグループではミトコンドリアが活性化して卵巣機能も高まりました。

卵子の老化を防ぐ

先ほど、卵巣機能を高めるというお話をしましたが、卵巣機能が高まることは卵子の老化の予防にもつながります。
35歳を超えると妊娠しずらくなると言われていますが、それは卵子が老化が最も多い原因とされています。
「卵子の老化=活性酸素の増加」とも言われており、年を重ね体内に活性酸素が増えてしまうと、酸化が進み卵子になる細胞を傷つけてしまうため良質な卵子が育たなくなってしまい、それが不妊つながってしまいます。
そのため、成熟した良質な卵子を作るためには活性酸素を除去してあげることが重要です。
その役割を果たすのがコエンザイムQ10です。
コエンザイムQ10には高い抗酸化作用があるので、卵子の老化を防ぐことができるようになります。
また卵子の老化だけではなく卵子の成熟を促進する効果もあります。
よってコエンザイムQ10をしっかりと摂取できていれば、35歳を超えても妊娠しやすいとも言えるでしょう。

冷え性改善

コエンザイムQ10には冷え性の改善にも効果があり、全身へ血液を送るポンプとなっている心臓の働きをサポートする働きがあります。
心臓が元気に働き全身に血液を送れるようになると、全身の血流が良くなり、冷え性が改善されます。
また血液が卵巣や子宮にきちんと送られることは妊活中は特に重要です。
質の高い卵子、フカフカな子宮内膜をつくるなど妊娠しやすい体つくりのためには充分な血液がしっかりと送られることが大切です。

いかがでしたか?
コエンザイムQ10には卵巣機能を高め良質な卵子を育てるためには欠かせない成分です。
実際にコエンザイムQ10が不足している人にコエンザイムQ10を摂取させたところ、高齢女性でも成熟卵が増え妊娠できたという結果が出ており、
最近ではクリニックなどで治療の一環としてコエンザイムQ10を使用するところも増えてきています。
なかなか妊娠しない。成熟卵ができない。という場合、コエンザイムQ10を積極的に摂取してみるのもいいですよ。

男性への効果

精子の運動率を改善

男性不妊の原因として多いのが精子に問題があるケースです。
その中でも精子の運動率が悪いため妊娠できないケースが多いとされています。

精子の運動率が低下してしまうとどうして妊娠しにくいのでしょうか?
通常女性の膣内に精子が放出されると精子は卵子を目指して子宮の中を泳いでいきます。
しかし運動率が悪いと卵子までたどり着く事が難しくなるため不妊につながってしまいます。

そこで男性不妊の場合、造精機能に特に問題がなければ運動率をあげてあげることで妊娠に近づくことができます。
女性と同じく男性も体内に活性酸素が増えてしまうと、卵巣がダメージを受け精子の数が減少したり、運動率が低下してしまいます。
それだけではなく、男性ホルモンのテストステロンの分泌量の減少につながり、性欲や勃起力の吸い減退にも繋がる可能性が考えられています。
そのため卵子と同様、活性酸素を除去してあげることが精子の改善に効果的です。
よって高い抗酸化作用をもつコエンザイムQ10を摂取してあげましょう。

実際にイタリアで実験が行われ、1日200mgのコエンザイムQ10を6ヶ月間摂取したところ、細胞や血液中のコエンザイムQ10の濃度が高まり、精子の運動率が改善した結果があります。
その他にも男性不妊で悩む男性がコエンザイムQ10を3ヶ月〜6ヶ月間摂取した結果、精子の質が改善したという報告が多数あり、男性不妊にもコエンザイムQ10は効果的な成分であることがわかっています。
このようにコエンザイムQ10は精子の質を改善する効果はもちろん、精子の運動に関わるエネルギーを作るミトコンドリアの働きをサポートする働きもあります。

コエンザイムQ10の摂取方法

前述したように、コエンザイムは私たちの体の中でも作られる成分です。
しかし、コエンザイムは年齢を重ねるごとに作られる量が減少してしまいます。
コエンザイムQ10の濃度は20代が最もピークとされ、加齢とともに減り40代になると約30%も減少してしまいます。

そのため、普段の食事から積極的にコエンザイムQ10を摂取してあげなければいけません。

コエンザイムQ10を多く含む食品

卵子、精子の改善をするためには1日あたり200mg〜300mg程度摂取する必要があるとされています。

コエンザイムQ10を多く含んでいるのは、
肉類だと牛肉、豚肉、鶏肉、レバーなど
魚類だとイワシ、サバ、鮭、イカなど。
野菜類だとほうれんそう、ブロッコリーなど。
その他にも大豆やピーナッツなどにも多く含まれています。

しかし、1日に必要なコエンザイムQ10を食事だけから摂ろうとすると難しく、200mg摂取するためには牛肉の場合約6Kg。イワシだと約30匹もの量が必要となります。
とてもじゃありませんが、毎日こんな量を食べることはできませんよね。

またコエンザイムQ10は水に溶けにくく、油に溶けやすい性質を持っており、普通に摂取したのでは、ほとんど体に吸収されることなく排出されてしまうため、効率良くありません。
このように食事だけでコエンザイムQ10を摂取しようとすることは非常に難しいです。

そのため、バランスの良い食事を摂りながら、コエンザイムQ10はサプリメントという形でしっかり摂取する方法が推奨されています。

コエンザイムQ10のサプリを選ぶ際の注意点

コエンザイムQ10のサプリメントと言ってもどれでも良いわけではありません。
コエンザイムQ10には、「酸化型」と「還元型」の2種類があります。
広く流通しているコエンザイムQ10のサプリメントはコストの低く製造しやすい「酸化型」です。
しかし私たちの体内で作られるコエンザイムQ10は還元型のため、酸化型を体内に摂り入れてしまうと、体に吸収されやすいように還元型に変換してあげる必要があります。
還元型にすべて変換できれば問題はありませんが、加齢や疲れやすい人などは変換する能力が低くなってしまいすべてを変換することが難しく、変換できなかった分は体の外に排出されてしまいます。
これではせっかくサプリメントを摂取しても意味がなくなってしまいます。

そのため始めから還元型のコエンザイムQ10を摂取してあげたほうが良いですよね。
酸化型に比べると値段は高くなりますが、しっかりとコエンザイムQ10を摂り効果を高めるには還元型がオススメです。