近年、妊娠活動(略して妊活)をする方々が増えてきました。
これは、社会の環境の変化などから生まれた「晩婚化」の一つが原因と言われています。
晩婚化になってくると、加齢に伴う男女の体の変化が問題となってきます。
それは、年齢を重ねるうちに「妊娠しにくくなる」という事を意味しています。
そのため、妊活を実施して、妊娠しやすい体作りが必要になってくるのです。

その体作りに、今や欠かせないのが「妊娠サプリ」と言われています。
この妊娠サプリは、プレママさんやプレパパさんにとても人気となってきています。
その中でも、近年、「サプリの安心・安全性」を求める方々が増えてきました。
その声に答えてできたのが「無添加やオーガニックのサプリ」です。
そこで今回は「無添加やオーガニックのサプリ」についてまとめてみました。

妊活にサプリメントを利用している方増えています。

妊活のひとつにサプリメントを利用される方が増えている理由に、「手軽さ」があります。
いつでも、どこでも、不足しがちな妊娠力アップにつながることが期待できるサプリを摂取できることは、なにかと忙しい現代人にとって大変ありがたい存在と言えるでしょう。
また、妊娠力アップにつながることが期待できる成分を常に摂取できるという「安心感」や「期待感」も大切な要因と言えるでしょう。

人気の「無添加やオーガニックサプリメント」の現状は?

人気の妊活サプリに、「より安全なサプリを」との要望が強くなってきてから、各製造会社では「無添加やオーガニックサプリメント」を製造するようになってきました。
「無添加」「オーガニック」「天然由来」という言葉が製品に記入されるようになってきてからは、これらの製品の売り上げは伸びているようです。
しかし、現在のサプリメント業界の実情は、「成分」についてしっかりとした基準はないようで、これらのサプリの中にも「安心・安全の成分」でない場合もあるようです。
そこで、ここでは「無添加とオーガニック」についてまとめてみました。

無添加とオーガニックの意味の違いは?

「無添加」や「オーガニック」と明記されている妊活サプリ製品がドラッグストアで所せましと並んでいます。
この「無添加」と「オーガニック」という言葉は、似ていると思われる方もいらっしゃると思いますが、実は違う意味合いとなっています。

無添加サプリの特徴は?

多くの食品には、食品添加物がはいっていることはご存じと思います。

この食品添加物とは、食品を製造・加工したり、保存したりするときに使われる物質を言います。
その代表的なものとしては「甘味料、香料、着色料、保存料、酸化防止剤」などがあります。

妊活サプリに「無添加」と表示されていると、このような食品添加物を一切使用していないような感じがしますが、そうでない場合もあるのです。
例えば、「保存料無添加」という表記がある場合は、「保存料が使われていない」というだけで、ほかの食品添加物は使用されている場合が多くあります。

オーガニックサプリの特徴は?

一方、オーガニックとは「有機栽培」の意味です。
オーガニックは栽培するときに化学肥料を使わず、堆肥などを使って栽培され、害虫駆除や土壌改良などに関しても科学物質は一切使いません。

日本では特に、農産物に対して「有機JAS認定」ということで農林水産省が認定しています。
しかし日本で発売されている「オーガニックの妊活サプリ」の中には、必ずしも農林水産省から認定されたものや認定された原料を使った製品ではなく、海外での有機認証を受けたものも数多くあります。
当然ながら、日本と海外では「オーガニック」の基準が違いますので、その点を留意しておく必要があります。

大人気の葉酸サプリとマカサプリに無添加やオーガニックの商品が出ました。

妊活には、食事などで、いろいろな栄養素を取る必要があります。
そのため、妊活サプリメントには、これらの重要な栄養成分のものがたくさん出回っています。
その中でも特に、妊活に必須と言われる「葉酸」や「マカ」に、無添加やオーガニックでできている妊活サプリが出て来て人気を呼んでいます。
それらの特徴についてまとめてみました。

無添加、オーガニックの葉酸サプリの特徴は?

葉酸サプリメントには、「原料がオーガニックの葉酸サプリメント」、「無添加の葉酸サプリメント」、「原料がオーガニックで、無添加の葉酸サプリメント」などいろいろあります。
これは、化学的成分が原料ではない、または、体に悪影響を及ぼす添加物が入っていないという事です。

製品によっては、100%無添加や原材料が天然素材、葉酸を抽出するために選りすぐり(例えばNASA認定の植物など)の植物をオーガニックで作るなど徹底的にこだわった製品もたくさん出てきました。

無添加、オーガニックのマカサプリの特徴は?

前にも述べましたが、オーガニックは土壌作りが大変で、前年度に使用した農薬や化学肥料が土の中に残っていれば、オーガニックの土壌とは言えません。
マカに関しては前3年間使用していないことが条件になります
マカの主な栽培地はペルーの4000m級の高地です。
現在日本で販売されている多くのマカサプリメントは、ペルーで栽培されたマカを輸入して日本で加工されていますので、マカの品質管理は難しいようです。

しかし、そんな中でも、ペルーの現地農家と提携したオーガニック「マカ」が出てきていて、また、国産のマカも出てきています。
ちなみに、この国産のマカは、ペルー産よりも栄養価が高いといわれていますので、妊活サプリとして利用するなら国産をおススメいたします。

オーガニックや無添加のサプリに賛否両論があります。

しかし、オーガニックや無添加と表示されているサプリには、賛否両論があります。
実は、「無添加」と表示されていても、完全に無添加とは限りません。
また、オーガニックといっても農薬が全く使用されていないとは限らないのです。
そこで、ここでは、オーガニックや無添加のサプリのメリットとデメリットについてまとめてみました。

オーガニックや無添加のサプリのメリットは?

オーガニックや無添加という言葉は、口に入れる上で大きな安心感を与えてくれると思います。
少なくとも「化学的な原料(石油など)ではない」という点では、ママや赤ちゃんにとって大きなメリットと言えます。
なぜなら、ママが口にする食品は、赤ちゃんに影響するからです。
そういう点では、「オーガニックや無添加のサプリ」を選ぶのは、妊活中に利用するサプリメントとして大切な要素になるでしょう。

オーガニックや無添加のサプリのデメリットは?

基本的に、サプリの原料が、無添加やオーガニックであること自体にはデメリットはないようです。
しかし、オーガニックや無添加の妊活サプリを利用するにあたっては、次の3点についてしっかり頭の中に入れておく必要があります。

一つ目は、「オーガニックで作られていても無添加とは限らない」という事です。

オーガニックと言えば、「添加物などが少なくとても体に優しい」と言うイメージがあると思います。
しかし、オーガニックだからといって添加物が一切入っていないと言うわけではありません。
前にも述べましたが、オーガニックは有機栽培の事で、栽培は化学肥料を使わず、堆肥などを使って行われ、害虫駆除や土壌改良などに関しても科学物質は一切使しない農法です。

そんなオーガニックのサプリですが、それを原料としたサプリメントの製造過程の中は、添加物を使わないかどうかはその製造会社によって異なります。

二つ目は、「オーガニックが絶対に安全」ということでもないのです。

有機栽培については、農林水産省のコラムにしっかり明言されており、それによれば、
「有機農業は化学肥料や農薬をなるべく避けて、有機質の肥料や土壌改良資材を使いますが、これらは土壌の中で微生物などに分解されると化学肥料と同じ成分になります。また、土壌の中に生息する微生物には有害なものや、有害なカビ毒を産生するカビもいます。」
と書かれています。=農林水産省のコラムより一部抜粋=

つまり「たとえ、オーガニック栽培の農作物でも、肥料や土壌改良資材などが分解されると化学肥料的成分になる」ということは、完全に安全とは考えにくいという事でしょうか。
ということは、「オーガニックの農産物と、そうでない一般の農産物の間には安全性の差は見いだせない」ようですね。
ですから、オーガニックは、人や環境への優しさと言う点では優れた農業ですが、消費者側が期待するような「高い安全性」はあまり期待できないといえるのではないかと思います。

3つ目は、「無添加」という言葉の表示があっても必ずしも完全ではないという事です。

妊活サプリに「無添加」と書かれていても、たとえば香料や防腐剤など、特定の添加物だけが無添加の場合もあるので、すべての妊活サプリが必ずしも100%無添加とは言えないところがあります。

ちなみに、サプリメントを作る段階では、その効果や形状を維持するために、最低限の添加物が必要になる場合があります。

体によりよいサプリを選ぶためのチェックポイントは?/h2>

それでは、体によりよい「妊活サプリ」を選ぶためには、どのようなことをチェックするとよいのでしょうか。
ここでは、特にチェックしてほしい「サプリの成分」「サプリの製造会社とGMP」「サプリの先進国ドイツの事情」の3つについてまとめてみました。

サプリの成分の内容は?

体に入るものですので、これは慎重にチェックするべきでしょう。

その内容としては、
・バランス良く栄養素が配合できているか
・サプリの質(天然か合成か等)
・サプリの成分の内容と量がしっかり配合されているか
・安全面に心配のある原材料や添加物が使われていないか
・GMP(GMP(=Good Manufacturing Practice)マークがついているか
です。

無添加、オーガニックサプリ:製造会社とGMP:

サプリメントは口に入れるものですので、製造管理体制がしっかりとしたサプリメント会社をチェックすることが大切です。

そこで、チェックしていただきたいのが、
・品質が一定に保たれるGMP工場で製造されているか
・企業理念が明確で販売実績がある信頼できる会社であるか
・購入時の問い合わせやサポート体制がよいか
の3つのポイントです。

製造会社の基準となるが「GMP(=Good Manufacturing Practice)」です。
GMP認定工場とは、原料・製造・出荷などの全過程で、サプリメントが安全に作られて一定の品質が保たれるように「チェック体制がしっかり行われる」工場のことです。
つまり、「一定の品質」が保たれるように定められた規則とシステムで実行されている会社の事を言います。
このシステムは、特に医薬品において、かなり以前から製薬メーカーに義務つけられていました。
しかし、今までは、サプリメントについてはその義務化がありませんでした。
そのため、「安全・安心」を求める声もあり、近年は、サプリだけでなく化粧品や食品添加物でも、GMP認定のために企業の取り組みが進んできています。

参考:無添加、オーガニックサプリ:健康食品規格協会(JIHFS)のGMPと国のガイドライン

この、サプリメントのGMP認定のための企業の取り組みを受けて、日本健康食品規格協会(JIHFS)は、海外の健康食品GMPや医薬品GMPを参考にしながら、「サプリメントのためのGMP」を作成しました。

その時、厚生労働省でも、2005年2月1日付で、錠剤やカプセル状の形状をとる健康食品の品質と安全性の確保のための考え方として「健康食品GMPガイドライン」を発表しました。
そして、業界の努力で取り組むように指導し始めたのです。

JIHFSで作成した独自の「サプリメントのためのGMP」には、このガイドラインが求める条件を十分に満たしていますので、これを、企業は、より高い品質と安全性を確保するための規範として活用し始めました。

無添加、オーガニックサプリ:サプリの先進国「ドイツ」はどうなの?

ドイツ連邦共和国は、特にオーガニック先進国の中でもトップを走っています。
特に、食品は、ドイツは遺伝子組み換え食品は禁止されており、また、家畜の飼育にもストレスの無い飼い方を実施されていて、遺伝子組み換えの飼料は使用されないほど徹底しています。
また、農薬や添加物などにも法律で制限があり、厳しい基準となっています。

ですから、サプリメントも同様で、人用だけでなく動物用も世界一厳しいと言う基準でドイツの薬事法に従って製造されています。

それは、成分の安全性や機能について、厳しい考えを持っているといえるでしょう。
そのため、ドイツは、自国の製品の品質の高さについてかなりの自信を持っています。

まとめ

いかがですか。
妊活中というと、口にするもの一つ一つにどうしても敏感になってしまいますね。
妊活サプリは、特に、自分自身の体だけでなく将来生まれる赤ちゃんにも影響がありますので当然のことです。
残念ながら、現状では、日本のサプリメント事情は意外と緩やかのように見えます。
しかし「安心・安全の基準」の確立のために、行政や製造会社でも努力をしています。
ですから、無添加やオーガニックのサプリを選ぶ場合、これまで述べてきましたポイントなどを参考にされて、より「安全・安心と効果の期待できる成分量」の妊活サプリを選んでくださいね。